<五重塔>

 

<三重塔>

 薬師寺東塔

 


 私が仏教的な塔に興味を持ったのは、小学校5年生の時に文通していた奈良市の所くんから薬師寺東塔の写真をもらってからである。
薬師寺東塔

 誰もが知っている有名な三重の塔である。高さは約34メートル。日本に現存する江戸時代以前に作られた仏塔としては、東寺、興福寺、醍醐寺(いずれも五重塔)についで四番目の高さである(他のウェブサイトより)

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(1959年9月 入手)

 

 実際に見た(訪れた)のは昭和40年(1965年)の高校生の時(修学旅行)だ。

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(余談)
  修学旅行の(クラスの?)しおりの表紙には東塔の絵とともに、
「ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲」という短歌が書かれていたと記憶している。そして担任が、その歌碑の拓本を採っていたのも覚えている。私はこの歌は、担任の好きな歌人である会津八一の作であると思っていたので、その事を同窓会で話したか、手紙に書いたかした時に、それは信綱の作品だと指摘された。長い間、私は勘違いしていたのであるが、たった今ネットで確認すると、薬師寺には、「すいえんの あまつをとめが ころもでの ひまにもすめる あきのそらかな」という、会津八一の短歌の碑もあるという。担任が拓本を採っていたのは、こちらの歌碑かも知れない。そう思えた。 担任は、書家であるので。